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皆さんこんにちは!
株式会社小山総業、更新担当の中西です。
目次
今回は、建築・解体・塗装などさまざまな現場で大活躍する「足場工事」と「環境問題」の関係についてご紹介します。
「えっ、足場と環境って関係あるの?」と思われるかもしれません。
しかし実は、足場工事には資材のリユース・廃棄物・騒音・粉じん・交通環境への配慮など、環境に直結する要素がたくさんあるのです。
足場材の多くは、鉄やアルミなどの金属製部材です。
そして、現場が終わったら廃棄するのではなく、回収→清掃→再使用が基本。1セットの足場材を10年〜20年にわたって何度も使う企業も多く、これは建設業の中でも非常にエコな特徴です。
とくに、
クサビ式足場
枠組足場
単管足場
など、規格化された部材は組立・解体もスピーディで再利用性も高いのが魅力。
「大量生産・大量廃棄の逆を行く」、それが足場工事なんです。
足場は単に作業するための場所というだけではありません。
塗装や解体現場では、足場にメッシュシートや防音パネルを張ることで、粉じんや騒音の外部漏れを防止しています。
これは、周辺住民の健康や快適な生活環境を守るためにとても重要な役割です。
さらに、メッシュシートや飛散防止ネットなどの資材も再利用されることが多く、現場単位でのごみ削減にも貢献しています。
足場工事には、大量の部材を現場へ運ぶ必要があります。
その際に使用されるのが、トラックやユニック車など。積載効率が悪いと、輸送回数が増えてCO₂排出量が増加してしまいます。
そこで最近の足場業者では、
パレット積載やユニット積み
現場近隣の資材センターから直送
トラックの複数現場巡回方式
など、輸送の効率化=環境への配慮に取り組むケースが増えてきました。
“ただ運ぶ”から“環境コストも計算した輸送”へと、意識が進化しています。
足場工事では金属部材の打撃音が出るため、騒音対策も重要です。
とくに住宅街や病院・学校の近隣では、
組立・解体時間を日中のみに制限
作業内容を事前に案内チラシで周知
防音クッション材の使用
といった**“地域に配慮した環境対応”**が求められます。
足場は組立の“手際”だけでなく、周囲への気遣いも仕事の一部なのです。
足場材は金属製が多いため、製造時にはどうしてもエネルギーやCO₂排出が発生します。
また、老朽化した資材の処分時にも「適正なスクラップ処理」「リサイクル比率の向上」が課題になります。
最近では、
軽量で長寿命なアルミ足場
製造時のエネルギー削減技術
足場のシェアリングサービス
など、資材のライフサイクル全体での環境対応が注目されています。
足場は建築の主役ではありません。
でも、その再利用性の高さ、粉じん防止、騒音対策、輸送効率化など、実はとても“環境想い”な存在なんです。
次回は、そんな足場工事が未来にどう変化していくのか?
最新技術や業界動向を踏まえて展望していきます!
次回もお楽しみに!
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